【拝啓・木村拓哉様】勝手に感謝の手紙を書いてみた。

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cut 人生のバイブル
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拝啓 木村拓哉様。

初めまして。ryoと申します。

この度の突然のお手紙を失礼致します。

私は今、美容師をしていまして、東京の端っこにて一人サロン「hair bar freedom」という小さく少々funkyな美容室を営んでおります。

今年の4月26日でオープンから丸5年が経つのですが、この5年間の間に実に様々な事に取り組んで参りました。

お店のお客様たちとの交流を深め、ミニ四駆レースや鍋を囲む会、お店での夏祭りや、フットサルチームを作ったり、ベトナムの路上でカットをしたり。

今年5月には台湾の路上にてハサミを振りかざそうと思っております。

普通、美容室や美容師さんがやらなくてもいいような事ばかりを主催しながら、ハサミや色々なイベント、時間を通じてたくさんの方々との交流を深める事が出来ました。

美容師という道に足を踏み入れてからの日々は、早いもので今年で15年目になろうとしています。

そして今回、突然ではございますが木村様に「感謝」をお伝えしたくペンを握らせて頂いた次第であります。

私は、何を隠そう木村様が主演の伝説のドラマ。

「Beautiful Life」を見て衝撃を受け、美容師の道を志した者であります。

当時、社会現象にもなるほどの「キムタクブーム」でして、あのドラマを見て「美容師になった」という方は多かったのではないでしょうか?

私もその一人です。

あの時私は中学2年生でした。

ドラマが始まったあの日、あの時のことを今でもよく覚えています。

バリカン6ミリで丸坊主の私は、まるで自分の頭のようなサッカーボールを追いかける日々。

「サッカー選手」を夢見るそこらへんによくいるただの中2の少年でした。

そんな私が何気なく目にしたドラマ、それが「Beautiful Life」です。

その中で木村様が演じる「沖島柊二」さんがハサミを持つ姿に強烈な衝撃を受け、「美容師」という職業を知りました。

直後にバリカンでツルッと刈り上がっている自分の頭を鏡で見ていると恥ずかしくなり、頑張って髪を伸ばして美容室に初めて行った事を覚えています。

それと同時に「サッカー選手になる」という夢をポイっとあっさり捨て、「美容師になる」という夢に変わった瞬間も、あのBeautiful Lifeの中の沖島柊二さんに憧れたからです。

常盤貴子様が演じる「町田杏子」さんとの大恋愛を目の当たりにし、ドラマとはいえ当時中学生の私は「恋愛って素晴らしい!!」と感銘を受け、居ても立ってもいられない気持ちに嘘がつけず、まずはバリカン6ミリで整った髪を伸ばして美容室に行き、髪型をなんとかしてから「彼女を作ろう」と心に決めた次第であります。

ドラマの主題歌であったB’zさんの「今夜月の見える丘に」を聞くと今だに鳥肌が立ち、イントロが流れただけでドラマの映像が頭の中で走馬灯のように流れ始めるのです。

脚本も素晴らしく、あのドラマに出演していた方々の全員がいい味を出していて、そして主演が「木村拓哉」という人だったからこその衝撃だったと思います。

「木村拓哉 美容師」のワードが当時の自分の心に深く刺さり、今日まで美容師を続けております。

あの時、あのドラマに出会えたお陰で私は今美容師になり、たくさんの方々との出会いに恵まれて生きています。

ドラマの中の役とは言え、私にとっては人生最大の出会いだったのかもしれません。

この場をお借りして、お礼を言わせてください。

「ありがとうございます。」

ドラマの放送からは20年近くが経ち、美容の道に足を踏み入れ15年。

日々小さな経験値を積み重ねながら、平成も終わろうかという今、冒頭にも述べましたように、私は一人で小さなサロンを営んでおります。

お陰様で無事に5周年を迎えるところであります。

「やりたい事をやる」と心に決め美容師になり、一風変わったサロンになってますが、己の道を貫こうと思っておる所存であります。

これからも、己の可能性に挑戦して参ります。

中2のあの日が私の原点であり、これからの自分の人生を「Beautiful Life」にできるよう、日々精進していこうと思います。

ふと、自分の過去を振り返った時に、木村様への「感謝御礼」をお伝えしたく書かせて頂きました。

どうぞ御勝手をお許しください。

木村様の益々のご活躍を期待するのと共に、御健勝をお祈りしております。

ありがとうございました。

感謝。

 

敬具。

life is freedom…

 

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