俺は7年で店を潰す。

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フリーダム-外観 freedomの記録
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2014年4月26日。

東京の端っこに「hair bar freedom」がopenした。

あの日の俺は「自分で店を出した」という高揚感の裏側で、密かに心の内に秘めていた思いがあった。

それがタイトルの言葉だ。

【俺は7年で店を潰す】

3ヶ月後には勝手に潰れてる可能性だってあったのに。

最初からそう思ってた。

でもジャスト7年が経った2021年4月26日である今日。

freedomはここにある。

自分との口約は失敗した。

できなかった。

なぜ7年という時間なのか。

そこに特に深い意味はない。

でも、openした時に俺の心の中からは自然にそういう思いが湧き上がっていた。

だから自分との約束として決めた。

お店を一人でやってる理由もそこが大きい。

そもそも。

俺はお店を長く続けるということに美学を感じない。

10年だろうが20年だろうがなんとも思わない。

今も長く続けたいとは思ってない。

どちらかといえば絶頂で辞めたい。

もちろん、長く続けるというのは簡単じゃない。

それは一応一人でお店を7年やってきてわかってるつもりだ。

問題はその中身だと思う。

どれだけ魂を込めてやれてるのか。

ここに尽きる。

魂の込め方なんてのは人それぞれでいい。

でも、俺は長く続けることでその濃度が年々薄くなっていってしまうのが嫌だ。

「マンネリ」ってやつだ。

マンネリってなんでマンネリって言うんだろ。

まぁ、それはいいとして。。笑

自分自身の性格の甘さもある。

元々飽き性で、何をやっても続かない俺だったからわかる。

俺は自分自身が楽しむために美容師としてハサミを握ってる。

誰かに言われて始めたんじゃない。

自分がやりたくて始めたんだ。

中学生の頃にキムタクのドラマに影響されて。。

その延長上に「自分のお店を出す」という選択肢があった。

そっちの道をチョイスして実際に始めてみると。

めちゃめちゃおもろかった。

楽しくて楽しくて仕方がなかった。

今日まであらゆることにチャレンジしてきた。

悔しいこともたくさんあった。

その全てが走馬灯のように頭の中を巡ってる。

何よりも驚かされたのは。

「美容師ってこんなに楽しいんだ」

ってことを本当の意味で知ったことだった。

今日までの7年。

俺はfreedomでありとあらゆる事を学ばせてもらった。

人生の全てといってもいいぐらいに濃密な日々。

そこにはたくさんの出会いがあって。

出会いがあって出会いがあって出会いがあって。

ハサミという武器を通じて、たくさんの人たちと出会うことができた。

ありがとう。

素直にこう思う。

たくさんの人たちに支えられて今がある。

これを実感するからこそ。

お店は辞める方が難しいと思う。

閉める方が難しい。

そっちの方が難易度が高いと思う。

7年前の今日。

お店をopenしたと同時に。

「どうやって閉めよう」って思った時。

最初にゴールを決めてしまえば、後は自分で道を作っていくだけだ。

だから。

自分の中に7年という期限を設けたのかもしれない。

終わりがあった方が中身は濃くなる。

こういう思いがあったのも事実。

ダラダラやってても意味がない。

今は今でしかない。

いつ何が起こるかわからない。

そんな思いでここまできた。

自分がやりたくて始めたお店なんだから。

辞める時だって自分で決める。

7年があっという間に経っちゃったけど。

ここで出会えた人たちが大好きだから。

感謝しかない。

ありがとう。

この場所が好きだから。

もう少し続けさせてもらおうと思う。

美容師よりも最強に楽しい何かが見つかるまでは。

そんな事を言ってたら。

最近は「美容師、農家になる」ってことで農業を始めたんだ♪

んで、さらにその場所を「自分たちが思う最高の村」にする。

店作りの次は村作り。

もう実際に水面下であらゆる話が動いてて、実現させるために日々ワクワク。

超楽しみ。

縦は300メートル、横25メートルぐらいある縦長の敷地の中で、自分たちの理想の村を実現させるんだ。

「River Village」って言うんだけど、これマジでおもろい♪

略して「リバビレ」。

まぁ、時間があれば俺らのサイトを一度見てみてください。

今後数年かけて育てていくプロジェクトになる。

自分たちの楽園を作るために、また頑張ります。

人生挑戦。

一生雑魚であれ。

そんな思いで今日も鋏を持ちながら、鍬を持つ俺です。

ありがとう。

2021/4/26

Ryo

VIVA!! freedom!!

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