二人三脚で歩いてきた親父。20年前にキャンプした場所で再び二人でキャンプをした日。

前にも書いたように、俺は幼少期の親の離婚によって親父と共に生きてきたって話をしたと思うんだけど。

まだ見てない人はここね。

俺の記憶にあるだけでも、親父との記憶は語りだせばキリがない。

親父に超ベタベタな小学生時代を終え、中2病に突入し、全く話さなくなる高校時代が訪れて。

ただ、その頃から俺は何故かいつも親父の髪を切ってた。

そこらの床屋でも行けばいいものを。

とか言いつつ、俺もそれだけは楽しくて、見よう見まねで、ハサミを持ち、家の中で親父の髪を切ってた。

今日は、そんな親父との20年ぶりのキャンプのお話。

ミニ

その時も、親父の髪を切ってる時だったかな。

店の外に「老婆ミニ」こと、「ローバーミニ」が置いてあるんだけどさ。

freedom

ふと思いついたんだ。

「親父、今度キャンプ行かない?」

「おー!いいねー!行こう!」

「ミニで行こうぜ!!」

なんて言って盛り上がって、すぐに昭島の「アウトドアヴィレッジ」へGO。

ここはそういう時に本当に便利だね。

「ノースフェイス」や「スノーピーク」、「モンベル」で必要な物を揃え。

テントやらの必要最低限の物を一通りGET。

遠い記憶

親父とのキャンプは昔、毎年のように行ってたんだよね。

それこそ小学生の時はよく行ってた記憶がある。

その中でも印象的だったのが山梨県の山中湖周辺にある「みさきキャンプ場」ってとこ。

正確に言うとそのキャンプ場からほんの少しだけ離れた小島みたいな場所があって、そこにテントを張ってたんだけど。

そこがキャンプをしてもいい場所だったのかは不明。。笑

謎にここの記憶が凄く残ってて。

昔、親父がカヌーを持っててさ。

自分で空気を入れて膨らまして浮かばせるタイプのやつで、これ膨らますのがマジで大変で。

そこにキャンプ道具積んで、みさきキャンプ場から目と鼻の先の対岸にある小島まで運んで。

小学生ながら、すげー怖かったけど楽しかった思い出。

まぁ、案の定俺は山中湖のど真ん中でそのカヌーから落ちたけどね。。笑

で、今回も20年ぶりに同じとこでやろうぜって事で。

って言っても、今回は流石にカヌーは無いし無理だからおとなしくちゃんとしたキャンプエリアの中でやったけど。。笑

一度は台風とピッタリ綺麗に重なって延期になったんだけど、いざ当日は綺麗に晴天。

ミニで親父をお迎えに上がり、ブオーンとレトロな男二人旅

親父を乗せて走る老婆のミニちゃんから見る車窓はまた特別だったな。

高校時代の無言期間がウソのように、終始俺らは喋ってた。

キャンプ場の近くにある「紅富士の湯」って温泉があって、そこで風呂入ったりして。

キャンプ

山中湖

遂にお目見え「みさきキャンプ場」。

最近流行りの「グランピング」とか、「設備が充実してます系」のキャンプ場とは程遠い施設。

着いた瞬間に当時の記憶が蘇ってきて。

思い出に浸りながら、テントを設営。

スノーピーク、テント

昔は俺が親父の言う事を聞いて、「あれやれ、これやれ」と言われて動いてたのが「親父、こっち持ってて」とか言って、今じゃ真逆。

面白いもんだよねー。

ミニに乗ってはしゃぐ親父を見ながら、なんだか俺まで嬉しくて。

腹が減ったなと言えば、親父が持ってきた「お湯をかけたら出来上がっちゃうカツカレー」なんかを食いながら。

これが意外とすんげー美味いのね。

周辺を散策してたら、ラジコン飛行機を飛ばしてるおっちゃん集団がいてさ。

話しかけてみると、ラジコン飛行機飛ばし続けて30年なんだって。

自分で設計して、組み立てからエンジンまで全部やるみたいで。

ラジコン飛行機

話を聞いててなんか凄いワクワクしてきたのは、多分そのおっちゃんたちが本当にラジコン飛行機が好きだからなんだろうな。

空高く、遠くまで飛行機が飛んで。

30年飛ばし続けてるおっちゃんの背中を見て「やっぱ好きな事って大事だよね」って改めて思った。

ラジコン飛行機

暗闇の語り

辺りは真っ暗。

飯も食い終わってひと段落。

そこからはいろんなトークが炸裂する。

昔話に始まり、仕事、これからの事、死んだおかんの事。

親父は今年70歳になるんだけど、今までいた会社を定年退職してまた新しい仕事を始めてて。

親子なだけに似たような感性も持ちつつ、全く違う部分もあって。

色々な話をする中で、改めて「あぁー、俺は親父の子供なんだ」「親父が親父でよかったな」って思えたんだ。

いろんな事が再確認できて、自分のルーツという物を感じる事ができた。

親父とおかんがいなければ、「俺は今ここにはいない」という事実がやけにリアルに思えてきて、この人の背中を見て俺は育ったんだと思うと、なんだか不思議な夜だった。

朝のコーヒー

夜も深くなって、日付を超えるぐらいまで語り尽くし。

お互いに出し切ったとこで就寝。

話声が無くなると、一切音がしないその場所は。

20年前とは何も変わらず、全く同じように佇むその場所は。

俺にとっては大事な場所で、何もないけど全てが詰まった場所だった。

朝方はやっぱり寒く、お湯を沸かしてコーヒーを飲む。

キャンプといえばこれでしょ。

朝のコーヒーを飲むためにキャンプをしてると言っても過言ではないぐらい好きなんだよね。

そのコーヒーを飲み干したら、俺らの撤収は早い。

サクッとテントを閉まって、帰りはあっさり。

20年ぶりの親父とのキャンプは、あの頃とはまた違う味わいがあって。

俺の思い出にはまた一つ、最高のエッセンスが足されたような気がした。

いい旅だったな。

また行こうぜ、親父。

life is freedom…

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