人生そんなに甘くない。失敗に次ぐ失敗。そんな日々から学んだ事。

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夕焼け 美容室に関するお話
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23歳。スタイリスト。

当時俺は、新しくリニューアルオープンする理美容あるお店で、美容のトップという形でお店を任された時期があるんだよね。

スタイリストとは言っても、なりたてもいいとこで、スタイリストに毛も生えないぐらいの時期だったな。

そんな、腕も経験もない状態で。

いきなり与えられたその役に、必死で答えようともがいてた時期だった。

今日はそんな時のお話。

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マジでダサい奴

それまで働いてたお店では、先輩もいて後輩もいて。

中間という立場で動き、任されるところは任されて、比較的自由にやらせてもらってた。

言いたい事も言いながら、トゲトゲしてた時期もあって。

元々その頃の俺は、風が吹けばポキっとへし折れそうなしょうもないプライドや、心のどこかで「何か自分でやりたいんだよね。美容師以外でもなんか面白いことないかなー。。」なんて言いながら「じゃあ何やんの?」って聞かれると「う〜ん。。」とか言ってもじもじしながら考え込んじゃうような口だけ君だったのよ。

頭の中の妄想だけは超得意で、「会社でも作って社長になるぜ!!」とか「世界中旅して回ろう」とかは妄想の中では膨らんで、「じゃあやれよ!」って言われると出来ないイタい奴。。

全てにおいて中途半端野郎で、今振り返ると我ながらマジでダサいよね。。

現状という足元はほったらかして、上ばっかりを見てたんだ。

まぁ、そんなしょぼいプライドはその後の出来事であっさりポイっと捨てる事になるんだけど。。笑

力不足

そんな中途半端野郎がいきなり一つのお店をまとめろって言ったってそりゃー上手くいくはずもなく。

自分なりには一生懸命やっている。

でも、それだけじゃダメな事だってあるんだ。

本当に失敗の連続で、それは俺の技術不足によるものや、お客様からのクレーム俺のマネージメント不足によるスタッフ同士の揉め事が次から次へと。

そんな状況でお店の売り上げも上がる訳はなくて。

だからと言って状況を好転させる力が俺にはなかった。

悔しくて、情けない日々の連続だったね。

若さ故ってのもあるけど、俺は本当に無力だった。

当時のスタッフには申し訳ないけど、あの時の経験は未だ俺の中で生きてる。

そんな感じで毎日毎日失敗&反省day’s。

残りのライフ

年数も重ねてある程度の立場になってくると、普段の営業とは別に本社の会議なんかが週に2、3日は夜遅くまであったり、キャンペーンなどの企画物を任されるようになったりでやる事も増えて色々と忙しくなってくる。

目に見えて結果が出たり、後輩の子達が頑張ってる姿を見てるとやり甲斐はあったし、それはそれで楽しい日々だった。

ただ、今思うとやっぱ日々で一杯一杯だったな。

24、5歳の頃だったと思うけど、改めて自分の人生を振り返ってみたんだよね。

その時の俺は、ある程度の技術を身につけて一人でなんでもできるようになって、講師として後輩にも教える立場になっていって。

会社の経営会議などにも参加するようになり、それなりに会社から必要とされるような立場にはなっていた。

でも、何かが足りなかった。

それは自分自身が日々感じる刺激の純度であったり、初めの頃のようながむしゃらさ。

昔は毎日のように感じていたそれが、いつの間にか無くなってたんだ。

良く言えば、大人になって落ち着いた

悪く言えば、つまらない大人

俺が一番なりたくない奴がそこにいた。

決断

このまま今の会社にいれば、さらに自分の立場は上がってそれなりの給料ももらって。

会社に守ってもらいながらある程度安定した、可もなく不可もない人生が待っている。

でも、俺が望んだ生き方はそれとは違うって事を、ちょうどその頃思い出したんだ。

今後の自分の人生を作り上げていく上で、必要なものに気づいたんだよね。

その時、俺の心が「このままじゃダメだ。」とシャウトした。

そして、約8年勤めた会社を辞めた。

その時26歳の頃の出来事。

今も尚

その後の内容は、また別の「ドロップアウト編」でも書いてるから是非見てみて。

まぁ、本当にあの時の日々は貴重な経験だったね。

逆にあの時、思う存分失敗しといてよかったなと思う。

周りのスタッフには本当に迷惑ばっかかけてたけど。。笑

すんません。。

でもね、俺がfreedomをオープンしてから、その当時のお店の後輩が一緒にフットサルやりに来てくれたりとか、店で鍋会をやったりとかでわざわざ来てくれてさ。

その時に、「あの時はありがとうございました!」って言ってくれたんだ。

これは本当に嬉しかった。

初めて、無駄じゃなかったんだなって思えて、苦しかった思いも全部消えて、それは反省に変わった。

他にも、歳は俺より断然上で、経験値も高く、お客さんからも支持を得てて

みたいな人とも立場上難しい物があった。

俺自身その人の事は凄くリスペクトしてて、でもダメな事はダメだと言わなければいけない場面もあって。

夜のマックで二人で遅くまで話し合ったり、その辺のバランスは正直大変だったよね。

でも今となっちゃその人からも時々LINEが来たりとかで交流があって。

ありがたいよね。

毎日がお勉強でさ。

大変だったけど、あの経験は金じゃ買えない。

そんな情けない日々も、俺の宝だ。

life is freedom…

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