吉本芸人と美容師。生きるか死ぬかの危機感が全てのスイッチをONにする。

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cow 美容室に関するお話
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吉本という大企業が揺れていて。

社会全体がそっちに目を向ける。

選挙よりも吉本。

言ってしまえば、ただのお家騒動。

それが、ここまでの注目を浴びる。

今のテレビ業界は、お笑い芸人なしでは語れないし成り立たないのが現状で。

それだけお笑い芸人に対しての需要がある。

毎日毎日テレビで見る人たちが所属している吉本興業だからこそ、世間の関心は集まる。

話の論点は少しづつずれていき、闇で受け取ったお金の問題から、芸人との契約書や、吉本が支払うお給料のお金の話へと流れる。

若手芸人は声を上げ始め、給料明細まで見せ始める。

大御所たちも口を開き、独立するだとか、説得するだとか。

あらゆる場所で色々な物事が動いている。

どんな分野でも、「売れている」人というのは頭が良い。

「売れ続けている人」というのは頭が良くて、ずる賢い。

俺は前にも書いたように、「島田紳助さん」と「松本人志さん」が大好きで、いまだに「松紳」という番組を見たり、音声だけで聞いたりしている。

この二人のトークは本当に面白い。

毎度のトーク全てに、二人の発想の全てが詰まっていて、お二人の凄さがよくわかる。

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さて、今日は何が言いたいかというと。

芸人と美容師は似ているという事。

結局「売れなきゃメシは食えない」ってところでは共通していると思う。

芸人の素性をそこまでちゃんと正確には知らないけど、前にうちのYouTube上に存在するBARであるユーチューBAR「語りBAR freedom」にて「吉本芸人、教師になる」の回でユーイチくんと対談した時にもチラッと聞いたが、美容師の場合は芸人さんほど最初の給料は低くはない。

でも、もし売れれば芸人さんの方が稼げるし夢はある。

「芸人になって売れたい!」と思い、吉本興業やその他の会社に入った人たちは、その夢を追いたくて入ったんじゃないのか?

芸人として売れて、テレビに出てお金を頂く。

それでメシを食う事を夢見て、その世界に足を踏み入れたんじゃないの?

ハングリー精神

俺が美容師になった理由は「キムタク」。

ビューティフルライフのキムタクに憧れたから。

単純に「かっこいい!!」と思ったから。

さっきも言ったユーイチくんが吉本のNSCに入って芸人を目指したのはやっぱり「かっこいい!」と思ったからだそうだ。

「人を笑わせて喜ばせて、それでお金がもらえる。それってめちゃめちゃカッコよくないですか?」

そうやって憧れてその世界に足を踏み入れる。

売れればメシは食える。

売れなきゃメシは食えない。

シンプルで単純。

「売れるためにはどうすればいいのか。」

これを必死で考える。

そこから活路を見出せる人間と、見出せない人間とで分かれてくるのも仕方がない。

運や縁、出会いやきっかけ、タイミングなどもあるかと思う。

このご時世に俺の言っていることは時代に合っていないのかもしれないけど、「生きるか死ぬか」の世界で「安定」が保障されていたらハングリー精神なんて生まれない。

売れなきゃ、金はもらえない。

同情する気持ちや、かわいそうと思う気持ちもわからないでもないが、それを選んだのは本人だ。

才能

フリーダム、ジャックダニエル

島田紳助さんが「M1グランプリ」を作った時の思いは、「漫才への恩返し」「芸人をやめるきっかけを与える」この二つ。

「10年やって売れてない奴は芸人辞めろ。10年やって売れてない奴は才能が無い。だから早いこと諦めをつけて他の仕事しよう。」というメッセージも込めて、芸歴10年を超えた人たちは「M1」に出られないシステムにした。

これは紳助さんの優しさだと思う。

もっと言えば、お笑い芸人に「プロとアマチュアの線引きをわかりやすくしよう」という提案もしていたそうだ。

M1で3回戦以上行った人やコンビは「プロ級ライセンス」を渡し、そこに行かない人はアマチュアのまま。

そこで給料体系が変わってくるというなら納得ができる。

凄くいいことだと俺は思った。

美容師

美容師も、会社にはよるだろうけど最初からある程度の給料はもらえる。

よくて14、5万ぐらいだろうか。

でも、そこから増やして上げていけるかは自分次第だ。

どれだけ頑張っても会社が評価をしてくれず、思うように給料が上がらないといった事もあるだろう。

でも、それもそれ。

そこからどうするのかを「自分で考えないといけない」。

もっと給料がいいところに移るのか、独立するのか、辞めるのか。

結局のところ、お客さんが付かなければ「売れる」ことはできない。

「売れる」のを目指すのが美容師だ。

規模やキャパは違うが、芸人さんとも似ている部分があると思う。

歩合制のお店ともなると大体が、自分の売り上げの40%〜50%がもらえる仕組み。

10万円の売り上げでも、5万でも、100万でもそのシステムは変わらない。

最低保証なんてのも無い。

全てを自分で稼がないといけないし、会社も守ってくれない。

だから美容師の仕事だけじゃ食べれないから夜は居酒屋でバイトをしたりという人もたくさんいて。

それがしんどくて辞めていった人もたくさん見てきた。

売れなきゃ、金はもらえない。

厳しいけどそういう世界。

生きる

全てを含めて自分の人生だ。

守るべきものがあれば、失うものもある。

契約云々だとか、会社が守るだとか。

そういうのがちゃんとあったとしても、結局最後は自分だろう。

戦場に足を踏み入れるにはそれなりの覚悟が必要だ。

「生きるか死ぬか。」

生き続けるには考え続け、やり続けないといけない。

「ダメだ。。」と思えば辞めるしかない。

悲しいが、それが現実。

「ならばそこからどうするか」を考えればいい。

「夢に向かうワクワクと、メシが食えないという恐怖。」

この両極端に揺れる事で、振り幅が大きくなり。

人間としての魅力も増すんだと俺は思う。

life is freedom…

コメント

  1. 浅川誠一 より:

    わかりやすい文章読んでいて面白い

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