石の上にも三年という言葉があるように。
あらゆる分野で活躍できるようになるには「3年」という時間は非常にキーであると思う。
俺ら美容師の世界でも。
アシスタントから始めて3年でスタイリストになるというのは多い。
もちろんその成長スピードは人にもよるけど、目安の基準である。
俺個人的な感覚でも、美容師になってからの日々。
そして、独立してお店を出してからの今も。
「3年・5年・7年」という周期をなんとなくの目安としてここまで歩んできた。
自分の中での物事の捉え方や周りからの評価がそれぞれの年数を重ねることによって少しづつ変わってくるような気がしてる。
感覚
じゃあ、なぜ3年なのか?
感覚的な部分で話すと、例えばどこかの会社に入るとするなら。
1、2年目というのは覚えることや、やらなければいけない事がたくさんある中で日々をこなし、自分のことで精一杯。
でも、3年目になってくると後輩ができたりで、責任感が出て、ある程度視野が広くなり、周りが見渡せるようになる。
先輩後輩の関係性、人間関係、仕事の流れ、接客スキル、技術力、会社の実情、自分の立ち位置。
色々な部分で見えてくるものがある。
美容師のような技術職であれば、ある程度のことはなんでもできるようになっている時期かと思う。
まぁ、これももちろん個人差があって当然なのだけど、あくまでも目安としての話。
遅かれ早かれそう感じる時がくる。
少しづつ余裕が出てきて、自分の事以外にも考えられるようになってくるのが3年という時間。
10000時間
3年という時間で物事に結果が出るのにはそれなりの理由がある。
「10000時間の法則」というのは聞いた事があるかな?
何事も「10000時間」やれば自分の物になりその分野でのエキスパートになれるという目安の話。
その分野での100人に1人にはなれる。
特に俺らみたいな技術職はそうかもしれない。
いきなり最初からできるようになる訳もないし、時間と経験が必要な仕事であることは確か。
どんな人でも一つの事を「10000時間」続けられたなら、それなりの結果が出ているはず。
ただ、大概の人はこの「10000時間」を続けられない。
イチローがなぜあんなにヒットが打てたのか?
それは、人が寝ている間も素振りをしたり、日々の生活の中で「野球」というかけるべきところに「時間」をかけていたに違いない。
それを人々は才能と呼ぶ。
確かにある意味才能だとも思う。
でもそれは「いつの時もやり続ける事ができる」才能。
イチローは決して楽してあそこまで上り詰めた訳じゃない。
まぁ、イチローは10000時間なんて軽く超えてるだろうけど。。
結果
「10000時間」というのは、ザックリ計算しても「1日3時間を10年」で「10000時間」。
「1日9時間」を毎日続けると約3年。
これはあくまでも目安。
でも、それだけやっているからこそ自分の物になり、人様からの評価にも繋がる。
そこに達する前に。
「結果が出ない」から「もうやめた。。」では早すぎる。
自分のことを振り返ってみると、あながち間違っていないようにも思う。
あくまで目安でしかないんだけど、絶対的事実として技術を身につけるには、練習が必要だし、知識として勉強することももちろん必要。
そこに「10000時間」を費やした時に、それなりの力が自分に備わっていると。
そういう法則。
その時間をどのぐらいかけて、どんなペースで進めるのか。
全ては自分次第なんだ。
life is freedom…
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