国籍なんて関係ない。ベトナムの路上で髪を切り続けて感じた事とは?

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カット-ショー ベトナムの地で路上カット
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手に職を持つ。

これは本当に武器になる。

磨けば磨くほど武器になる。

一方で。

この武器を取られた時。

両手に何もなくなった時。

その時は人間力が試される。

目の前の人にいかに笑ってもらうか。

いかに楽しんでもらうか。

またしても愛すべき相棒、peaceマンとの冒険。

今日はそんなベトナムへの海外出張のお話^^

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日本とベトナム

海

舞台はベトナムのダナン

ホーチミンハノイのちょうど中間に位置するベトナムのど真ん中の街。

海が近く、海岸線に沿ってリゾート開発が凄まじい。

車で1時間半ぐらい行けば世界遺産で有名な「ホイアン」って街もある。

夜になると、町中がランタンで照らされて幻想的な夜に引き込まれる。

そんなベトナムと日本が2018年に国交45周年ってことで開かれた全部で3日間のイベント。

日本で言うところのフェス的な感覚で、野外にステージを作り、出店が約70店舗ほど出る。

その中の一つのお店として、ベトナム筋の知り合いから俺らが呼ばれたってのが事の始まり。

ベトナムの路上から

1日目、実際に会場に赴き現場を視察。

夕方の4時から夜22時までのイベントとは言え。

そこは真夏のベトナム。文字通り灼熱

そんな中でお客さんの髪を切る。

料金はベトナムドンで200000ドン。日本円にして1000円ぐらい。

日本で言う千円カットみたいなもんだ。

ただ、ジリジリ焼ける日差しの中で、とてもじゃないけど髪なんて切ってる場合じゃない。

足りない物をスーパーなどに買いに行き、道中で作戦会議。

少しだけ暑さも落ち着く頃の夕方6時からのスタートでまとまる。

いざ、出店。

会場にはすでにたくさんの人。

いろんな日本にまつわる出店が出ている。

たこ焼き、おにぎり、お好み焼きなどの食べ物系から。

ワンピースのフィギュアやセーラームーン。

ワンピース

日本で人気な物は向こうでも人気だ。

当のうちの店には、未だ人が来る気配はない。

エンドレス

そりゃそうだよ。

だって、水道もなければシャンプーは出来ないし、手も洗えない。

電気だってギリギリ繋がってる状況で、ドライヤー2台動かすとブレーカーがブッ飛ぶ。

日本じゃまずありえない環境。

開始から1時間。

未だ誰も来ず。

そんな時だった。

一人、二人・・・。

次々に「髪を切ってくれ」と。

ヘアカット

男性、女性関係なく。

現地の日本語が堪能なロン君に協力してもらいながら、好みのスタイルを聞き出す。

もちろん日本語は通じない。英語だってほぼ通じない。

「ハロー」「グッバイ」

交わす言葉はこの二つ。

あとはひたすら切り続ける。

俺もお客さんも、お互い汗だくで毛だらけ。

そんな状態でほぼ3時間

いつ終わるんだと思いながら。

一人大体15分ぐらいのペースの中、ぶっ通しで切り続けた。

やり遂げてみて

髪-カット

3日間のイベントで。

実働1日3.5時間。

ただひたすらに述べ20人位の人たちをカット。

でもさ、考えてみたらね。

一ヶ月の平均月給が2〜5万円ぐらいの国で。

日本からすると8万〜20万ぐらいの月収。

その中から1000円払って髪を切りにきてくれてるんだ。

まして全然知らない日本人に切られる勇気。

確かに向こうでは日本人ってだけでリスペクトされる雰囲気はあるんだけど。

だからこそ完全アウェイの中で、できる限りの事をやろうと思ったし、やってる時のギャラリーは物凄かったんだけど、それも気にならないぐらいに集中してて。

ヘアカット

髪を切ってるその時間は言葉が通じない中で、どうしたら笑ってくれるんだろう、喜んでくれるんだろう。

ってのをずっと考えてた。

でも、切り終わるとベトナム語で「カムオン」日本語で「ありがとう」って言って、喜んでくれるんだ。

「写真撮ってください」って頼まれたり、素敵な笑顔が生まれて、すんげー疲れたけど、すんげーカラフルな時間だった♪

ヘアカット

言葉は通じないかもしれないけど、国籍なんかはその時は関係なくて。

目の前にいる人にどうすれば喜んでもらえるか。

ただ、それだけ。

でもそれってどこで何をやっててもそうなんだなって思えたよ。

日本でやってても、話したくない人はいるし。

でも、それなら別の方法で喜んでもらうために努力するし。

結局は変わらないよね。

同じ人間なんだし。

間にハサミが無かったとしてもね^^

本当に勉強になった3日間だったな。

最後まで見てくれてありがとう!!

カムオン!!

life is freedom…

コメント

  1. […] ベトナムや台湾の詳しい内容はここから是非とも見てみてね。 […]

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