日本から外に出て。
その国の空気感を自分の肌で感じて。
目に飛び込んでくるカラフルな世界を脳裏に焼き付けながら。
その土地その土地を歩けば歩くほど。
そこにしかない空気感ってのがあって。
自分の体をその場所に置いてみると。
初めて見える景色や、初めて感じる空気、初めて出会う人々。
目に見えるものから見えないものまで。
ものすごくカラフルな物体や気体が溢れている。
インフラが整っていない路上を歩けばそこら中に下水が垂れ流しで、鼻がもげそうになるほどのツーンとする匂いで充満してたり。
一見、キレイな街でもマンホール付近からは激臭。。。
大金をかけて都市開発をしてどデカいビルが立ち並んでるその裏で、未だダンボールのようなトタン屋根の下で暮らす人々。
気持ちよさそうに飼い主に連れられてお散歩をしているわんこがいれば、噛まれれば狂犬病になるヤバそうな野犬が何匹もウロウロしてて「腹が減った。。何かくれ。。」と言わんばかりに後についてきたり。。
一見普通の見通しのいい道が、一本裏路地に入るだけで一瞬で空気が変わるような、どこか犯罪的な、スラム的な、凶悪的な匂いがするゾーン。
本当に多種多様だ。
まだまだ俺の海外での経験値は浅いが、それでも今までに行った国々の表情ってのは本当にそれぞれに面白い。
当たり前だけど、その土地どちが見せる表情は。
全てが同じなんだけど、全てが違う。
人々は皆、思い思いに働き、遊び、サボり、飲み、食って、寝てる。
生活のスタイルはどこに行ってもそれは同じ。
でも、建物の形や、自然、景色、食ってる物や、文化や歴史。
その違いってのはどの国にいても微妙に違う。
それぞれが見せる表情が凄く面白くて、不思議で、素敵。
そんな中で出会う人たちとの「空気交換」が俺は好きなんだ。
「俺はこんな感じなんだけど、あなたはどんな感じ?」
「あぁー、俺はこんな感じだよ。」
「へぇー。なるほどねー。面白いね!」
ってのが一言二言言葉を交わしただけで伝わるっていうかなんていうか。
ものすごくアバウトなんだけど。
俺はこれで十分な気がする。
言葉を交わした時に起こる反応や、目と目があった時に起こる反応。
肩を組んで写真を撮ったり、握手をしてバイバイしたり。
その一瞬ではあるんだけど、それも出会いで空気交換。
世界の路上の端はしで、言葉を交わせば交わすほど俺はそう思う。
全てが同じなんだけど、全てが違う。
矛盾してるんだけど、俺はそう感じる。
「ありがとう。シェイシェイ。メルシー。カムオン。サンキュー、グラシアス・・・。」
全ての国々には同じ意味の言葉があるけど言い方は違う。
でも心で感じてる物は同じ。
俺は日本の外に行けば行くほど。
そんなことをふと思う。
life is freedom…
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